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弁護士 臼井義幸からのメッセージ

弁護士18年になります。

弁護士になりたての頃、ボス弁から「裁判官みたいなことを言うな」とよく小言を言われたのを覚えています。
「裁判官みたい」というのは、ほめ言葉ではありません。闘う姿勢のない弁護士を叱責する常套句です。

確かに、弁護士は、一方では依頼者を代理する立場にありながら、他方では、自己の主張を裁判官という第三者によって判断されてしまいます。

「依頼者の代理人ではあるが、依頼者と一体化してはならない」

これもボス弁から言われた言葉ですが、訴訟に勝つためには、裁判官(或いは相手)の視点から事実を見ることも意識しなければならず、依頼者の言い分を、依頼者から一歩引いたところから冷静に判断する必要があります。

しかし、

安易に和解を勧める弁護士、

闘いたいと思っている依頼者の気持ちに応えない弁護士、

タフな交渉・攻撃的な書面を出してくる相手方弁護士に屈服する弁護士、

裁判官から不当な和解を勧められ・あるいは常識はずれな判決を出されても、そのままそれを受け入れてしまう弁護士、

このような弁護士は、依頼者を裏切っていると言わざるを得ません。

私は、Tough Negotiatorたるべく、依頼者のために徹底的に闘います。

依頼者からの相談には、明らかに違法でない限り、「それはダメです」とは言いません。

リスクの高いものから低いものまで数多くのオプションを依頼者に提示し、合理性の認め得る最大限の利益を追求します。
そのためであれば、相手方や裁判所と衝突することを厭いません。

訴訟の結論はどうやって決まるのか?

1年目の弁護士は「法律と証拠によって決まる」と答え、5年目の弁護士は「いえいえ事件のスジですよ」と答えるでしょうか。

しかしながら、私は「難しい事件は、最後、弁護士の執念で決まる」と考えます。弁護士の執念の訴訟活動が裁判官の心を動かすのです。

 

弁護士 臼井義幸のプロフィール

1995年 3月 県立千葉高等学校卒業

1999年 3月 早稲田大学政治経済学部卒業、信販会社勤務

2005年 4月 司法研修所入所(修習期59期)

2006年10月 弁護士登録(登録番号:34780)、第一東京弁護士会登録、渉外法律事務所(有泉・平塚法律事務所)にて勤務

その後、長野県弁護士会へ登録換え、 信濃法律事務所を開設

(主な取扱事件等)

長野市真島強盗殺人事件主任弁護人

長野市連続放火事件弁護人

長野駅東口区画整理 仮換地指定処分等取消訴訟

(著書)

「現代医療過誤訴訟」

「戦争反対 よって 憲法改正賛成」

(講演)

2019年6月(長野県中野市) 「憲法第9条の2『自衛隊明記』は何をもたらすか」

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