ホアロー収容所
19世紀末に、ベトナムを統治していたフランスが、抵抗するベトナム人を収容するために首都ハノイに建設した監獄(捕虜収容所)です。
第2次大戦後にフランスが敗戦・撤退した後、ベトナムはアメリカとの戦争に巻き込まれます。ホアロー収容所は、北ベトナム軍がアメリカ兵士を収容する施設としても使用されました。
ホアロー収容所では、実際に捕虜収容所として使われていた一部の施設を、戦争博物館として公開。拷問に使った道具や、当時のようすを描いたレリーフなどが展示されています。
数々の衝撃的な展示の中で、次のフレーズがあります(原文はベトナム語と英語でしたので私が翻訳)。
「私たちは(アメリカとの戦争で戦場となっている)ハノイにとどまっていた時も避難していた時も、祖国(私たちはそれをhomeと呼んでいます)を愛する気持ちは決して消えることはありませんでした。」
現代の日本人はこの「愛国心」という言葉に対して、何らかの抵抗感を持っているのではないでしょうか。
戦後の日本では、日本人が愛国心を持つことに抵抗感や罪悪感を抱かせるような学校教育(自虐教育)と、マスコミによる報道や放送が、意図的に行なわれてきました。
戦後、この洗脳を教育機関やマスコミを操って行なわせた陰の主犯は、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)です。要するにアメリカ合衆国の占領政策によるものです。
これは「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)」と名づけられています。
世界のほとんどの国では、自然に愛国心を持っていること、それを表明することが、ごく当たり前です。
祖国を愛し、自分たちで祖国を守る。
ともすると日本人に欠落している、この当たり前のことを、
ホアロー収容所は再認識させてくれます。
祖国を守ることは、自分たちの子どもたち、孫たちが住むところを守る
ということでもあります。
子孫を残す、これは人間の本能のはずです。
明治日本も、当時の政府、軍人、国民が必死に国を守りました。
我々の今の生活があるのは、あの時の日本人のおかげだろうと思います。